お知らせ

2020.12.15|単位県人会より

関東南大隅会トピックス

近年、大隅半島の南大隅地域では地域の特性を活かした、地域ならではの果樹栽培に取り組んでいます。その中でも肝付町・南大隅町のみで栽培されている「辺塚だいだい」と南大隅町の特産品である「アボカド」に関するホットで明るい話題をお届けします。
関東南大隅会では、関東圏においてあらゆる媒体を通じ、大隅特産品の知名度アップに取り組んでおりますので、皆様の絶大なるご協力とご支援をお願いいたします。

(関東南大隅会会長 立神作造)


■キリン氷結ストロング鹿児島産「辺塚だいだい」の全国期間限定販売

「辺塚だいだい」は、肝付町・南大隅町の2町でのみ栽培されており平成29(2017)年、農林水産省のGI(地理的表示保護制度)に登録されています。
この企画は、キリンビール株式会社が自社商品を通じ地域を応援する取り組みの中で、「辺塚だいだい」に注目(今回は取り組みの第4弾である地域農産物の応援)したことから、鹿児島きもつき農業協同組合(JA鹿児島きもつき)が主体となって始まりました。
「辺塚だいだい」は、地元では古くより親しまれていますが、世間的な知名度は今一つ。近年、栽培農家も減少する中、知名度向上のためこれをブランド化して全国発信する方法を見い出したいJAの意向と合致し、氷結ストロングの商品化に至っています。製造にあたっては、1年間の搾汁量では足りないことから、2年分の搾汁液を使用して商品化が進められました。

■フルーツ専門店「新宿高野」で「南大隅産アボカド」取り扱い販売

南大隅地域における「アボカド」植栽の取り組みは2014年から始まりました。「アボカド」は、植栽してから果実を収穫するまで施設栽培で3年、露地栽培では5年ほどかかります。2020年の収穫量は、約300㎏(約1,000玉)の生産高見込みです。栽培年数から考えるとこれからの生産高は増加していくと考えられます。「アボカド」の国内各地における栽培は限定的であり、栽培歴や登録農薬がない状況の中では、必然的に無農薬栽培となります。
先般、フルーツ専門店「新宿高野」で行われた試食会(11月20日)は、南大隅交流大使である山本盛隆氏(第16・22代内閣総理大臣 山本権兵衛の玄孫)の直接のお口添えによるものです。なお、「新宿高野」での店頭販売は、作柄にもよりますが、来年度からを予定しております。どうぞご期待ください。

(南大隅町経済課 新保哲郎)

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