お知らせ

2021.11.01|単位県人会より

関東南大隅会トピックス

此度、社会福祉法人白鳩会は、第54回(2021年度)MBC賞を受賞しました。知的障がい者の生活介護などを行う福祉施設を運営するとともに、障がい者が農業に携わる「農福連携」に取り組み、その先進的な取り組みが評価されたものです。
 関東南大隅会では、障がい者による「農福連携」の取り組みを積極的に支援いたしたく、当農場で生産加工された商品について皆様のご支援とご協力をお願いいたします。

関東南大隅会 会長 立神 作造

■社会福祉法人白鳩会 第54回MBC賞受賞
 MBC賞は、南日本放送の創立15周年を機に、昭和43年に設立された表彰制度です。経済や社会・文化・教育・芸術・スポーツなどの分野で活躍し、ふるさと・鹿児島への貢献が将来にわたって期待される団体や個人を支援しています(「公益財団法人MBC畠中文化基金ホームページより」)。第54回目となる今年は、3つの団体が受賞し、そのうちの1つに社会福祉法人白鳩会が選ばれました。
 社会福祉法人白鳩会は1973年に設立、現在の障害者支援施設「おおすみの園」(南大隅町根占)を開設し、スタートいたしました。開設時より「働きを大切にする心と より働ける身体と働きを作り出す賢さを育て上げて 一人一人を誇り高い存在とする楽園としたい」という想いのもと、障害のある方々の自立を支援するために、地場産業である農業に取組んできました。当時は、社会福祉法人で農地を確保することが難しかったことから、1978年に農事組合法人根占生産組合を設立し、現在40haの農場を「花の木農場」と称して共同運営しています。2000年には、中核都市である鹿児島市にも拠点をかまえ、「おおすみエリア」「かごしまエリア」の2つのエリアで活動しています。「花の木農場」のあるおおすみエリアでは、約160名の障害のある方が入所・通所しています。主に、お茶やニンニクを栽培しつつ、養豚事業に取り組み、精肉や総菜加工(餃子やハンバーグ)なども行っています。
 かごしまエリアでは、約50名の障害のある方が通所し、花の木農場産の食材を使ったジェラートや焼き菓子製造、総菜加工(ピーナツ豆腐)などを行っています。すべての分野において、障害のある方々が無理なく作業に従事できるよう、それぞれの能力や特性に合わせて、作業工程が細かく分類されているのが特徴です。また、アンテナショップやカフェの経営を行い、製造から販売までを一貫して行う6次産業化も進めています。その過程において、商品のことだけにとどまらず、法人の取組み、南大隅町の情報発信も積極的に行っています。
 障害のある方の自立のためにスタートさせたこれらの取組が、今では、農家の担い手確保や、障害のある方の働き場の確保につながる「農福連携」の取組みとして称され(ノウフク・アワード2020初代グランプリ受賞)、共生社会や持続可能な社会の実現につながるとして、今回評価していただきました。

おおすみの園(施設入所、生活介護)
花の木ファーム(施設入所、就労継続支援A型・B型)
第2花の木ファーム(生活介護、就労継続支援B型)
白鳩会障がい者相談支援センター(相談支援)
グループホーム(全12棟)
お食事処花の木(南大隅町)
Cafeterrace HANANOKI(南大隅町)
アンテナショップ(全3店舗)
花の木カノン(生活介護、放課後等デイサービス、相談支援)
花の木デイズ(就労継続支援B型)
グループホーム(全3棟)
tavolaHANANOKI(鹿児島市真砂本町)
FARMERS TABLE HANANOKI(イオンモール鹿児島東開店)
HANANOKI FARM LAB(鹿児島市名山町レトロフトビル

■商品の一部をご紹介
ネット注文承っております! https://shop.hananokifarm.jp/

花の木惣菜お試しセット
2,200円(税込・送料込)
大人気のニラ餃子はもちろん、花の木農場の豚肉のみを使った手造りハンバーグやホクホクのジャガイモにたっぷりなポークハム、豚ミンチを混ぜ合わせ、揚げるだけタイプに仕上げたコロッケをぜひ、お試し下さい
ジェラートバラエティセット
4,500円(税込・送料込)
人気のフレーバーを中心に自家農場「花の木農場」と鹿児島県産の素材にこだわった贅沢なセットです。


社会福祉法人白鳩会 理事長 中村隆一郎

メニュー