活動報告

2020.12.09|イベント情報

西郷隆盛生誕193年祭開催される

12月6日(日)に、上野公園の西郷さんの銅像の前で「西郷隆盛生誕193年祭」が、西郷隆盛に学ぶ「敬天愛人フォーラム21」主催で、また、関東鹿児島県人会連合会や鹿児島、東京、山形庄内等の西郷隆盛顕彰会、そして鹿児島のマスコミ各社が後援する形で開催されました。
今年はコロナウイルス感染症の問題もあり、どうすれば開催できるかということで慎重に準備を進めてこられたそうです。その結果、参加者も例年の半分に絞り100名程度、式典もできる限り簡素化し時間も短縮、さらに懇親会は中止という形となりました。
前日の雨模様の寒い天気から打って変わって、祭典を開催するにふさわしい青空となり、早朝から西郷さんを敬愛する多くの皆さんが集まり、銅像周辺の清掃作業、そして幟やテントの準備を行いました。準備作業を行っている間も皆さん、開催できる喜びを表現されているかのように感じました。

10時半より、最年少でフランス勲章を受章された、池田有沙さんの素敵なバイオリン演奏で祭典が始まりました。連合会の加治屋名誉会長が開会の挨拶を、そして司会も兼ねている竹之内副会長のリードで参加者全員が「敬天愛人の教え」を唱和しました。さらに西郷隆盛をたたえる辞、フォーラム21の代表世話人の内弘志さんが祭文奏上を行った後、会員の代表の皆さんが「魅了あふれる西郷さん」という文を読み上げました。その後、参加者全員が順番に玉串奉奠を行い、西郷さんの生誕をお祝いしました。

来賓の三州倶楽部の横田会長と、連合会の中島会長が挨拶をされました。横田会長はコロナ禍で大変苦労をしながら開催準備をして頂いたことへのお礼を、中島会長は「この厳しい時期にリーダーは何を考え決断をしていくのか・・・西郷さんはどう考えるだろうかなど日々学んでいる」と述べられました。
奉納として詩吟や、ハモニカ演奏があり、花笠音頭や鹿児島小唄の踊りも披露されました。また、予定外の演出として太極拳の披露、一瞬で顔が変化する中国伝統芸能の「変面」が登場し会場が大いに盛り上がり、参加された方から西郷さんも楽しんでもらえただろうと喜びの声が聞こえました。

最後に連合会の岩元幹事長が閉会の挨拶を行い、予定通り12時に生誕祭が終了しました。

このコロナ禍で、ふるさと会などの多くのイベントが中止となる中、安全を期して開催できたこの祭典に、多くの皆さんが「西郷さんの力をお借りしてでもはやく終息してほしい」と祈りながら、内容あるこの生誕祭に参加されたようです。

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